以前から書いている通り9月に涸沢でテント泊をしたい私たち、いきなり6時間も重い荷物を背負って歩く自信はないのでまずは予行練習を7月にしたかったのです。
12日金曜日に休みを取っていたもののどうも天気がよろしくない・・・
これは無理カナ〜と諦めて12日の朝もうだうだしていたのですが、天気を調べると午後から登山日和で13日は一日中登山日和となっていた瑞牆山を見つけました。
ここならうちから高速使えば2時間半くらいでつくではありませんか。
ベッドでゴロゴロしていた夫に、荷物背負って富士見平まで歩くだけ歩いてみようと提案し子供にはもしかしたら泊まるかもと言い残し出発しました。
家を出るときは普通に雨が降っていて、本当に晴れるのか半信半疑のまま高速に乗り中央高速の須玉に着く頃には雨は止んでいました。
もし雨だったら瑞牆山荘でお昼食べて帰って来ればいいと思っていたのですが、瑞牆山荘についても雨は止んでおり美味しいお昼を食べてとりあえず準備をして富士見平まで出発しました。
瑞牆山荘ではハンバーグを食べました。とても美味しかったです。
一時ごろ駐車場を出発したのですが人が全然いなくてこの道であっているのか不安になりつつ1時間ほどで富士見平小屋に到着しました。
ちょっと本当に反省なのですが、朝慌てて出発したのでいつもしている地図のダウンロードを忘れていたのです。なので今自分たちがどこを歩いているかがわからず不安でした。
富士見平小屋はしまっていたのですがすでにいくつかテントは張られていました。
天気は薄曇りで青空も少し見えるくらい、天気予報を調べても雨が降るとはかいてないので小屋で夕飯を食べられるならこのままテント泊しようと決めました。
夫が電話して確認したところ夕飯も朝食もなんとかなるとのことだったのでそのままテントを立てました。(一応西尾のご飯2食分とアマノフーズのスープは持っていた)
中でガサゴソやってます。ほとんど平らだと思ったのですが寝てみるとちょっとだけ傾斜があったようで寝袋が滑りました。写真で見るとやっぱり画面左のほうが下がっているようですね。
テントを無事立ててそれぞれの寝床もセットして、お湯を沸かしコーヒーをいれてしばしぼーっとしていました。
夜ご飯は6時にお願いし小屋の中で食べさせてもらいました。平日で空いてたせいか時間も希望を聞いてもらえました。
まずはビールと鹿肉のソーセージで乾杯です。このソーセージ美味しかった!
夕飯は中華丼にしました。
食べたらやることもないのでテントの中でボーっとして過ごし、しかも1時間しか歩いてないのでそこまで疲れていないせいかすぐには眠れません。
私はこのあとずーっと眠れずあちこちから聞こえるいびきとマットの上を滑る寝袋に悩まされ、気分的には一睡もできず朝を迎えました。(途中ウトウトと寝てはいます、多分。眠れない夢を見ていただけでしょ、と夫には言われました)
翌朝は5時ごろに起きて荷物をまとめ、登山の準備をしてから朝食を食べに再び小屋へ。朝はきのこうどんを食べました。(美味しかった)
6時半に富士見平を出発して瑞牆山へ向かいました。
最初は下るんですよね・・・。なんか損した気分ですが桃太郎岩まで来てさあこれから登るぞーと思います。
岩の右側に階段があってそこから登ります。
鎖場あり、梯子ありで体力使いましたが慎重に登れば難しい場所でもないようです。
このローソク岩すごいですよね。ロッククライミングする方は登るらしいですね・・・
この横を登っていきます。これが見えるともうすぐ頂上らしいです。
コースタイム1時間50分のところ2時間で頂上に着きました。
富士山もバッチリでした。
360度見渡せて八ヶ岳の方には雲海も広がっていました。
遠くの方ばかり写真に撮っていたけれど、絶景の足元をもっと撮れば良かったと帰ってから思いました。
こんな山の頂上にいたのに・・・
先ほどのローソク岩を見下ろします。
足がすくみます。
30分くらい滞在して来た道を戻り始めました。
下りは滑りそうでスイスイ降りることができません。後から降りて来る若者はぴょんぴょん下っていくのです。踏ん張りがきかないって悲しい・・。少し大きな岩を降りるときは身長が足りなくて足が下に届かないこともありました。違う道を探しました。
下りはコースタイムも短くなるのが普通なのでしょうが、ヘタレな私たちは結局登りと同じ2時間かけて富士見平まで戻りました。
13日は三連休の初日だったので戻ってみると大勢の人で賑わっていました。
この時点で私はまだまだ余裕がありました。
テントをしまって荷物をまとめ駐車場へ降りました。
天気にも恵まれテント泊の練習もできてめでたしめでたし・・・
ところが私は家に帰って夕飯の直前に体に異変が。
ノンアルビールを一杯飲んだ直後に猛烈な腹痛と吐き気に襲われました。
結局その日は何も口にできず夜には落ち着いたのですが次の日とその次の日(つまり日曜と月曜)はすごい倦怠感で使い物になりませんでした。
55リッターのリュックを背負ったのは往復の1時間ずつ、食事は山小屋のお世話になりテントを張ったのは割と整地された場所という状況でこんなに疲れてしまうとはショックでした。
今回の振り返りとしては
- 地図を忘れた(非常にまずい)
- 耳栓を忘れた(睡眠不足)
- 自分の体力を把握していなかった
日程は決めていたものの雨でやめようと話したすぐ後に行き当たりばったりに出発して計画性がない登山をしてしまいました。
よくないですね
今回のことでテントで2泊できるくらいの体力をつけなければ涸沢にはいけないことがわかりました。私たち夫婦には6時間かけて涸沢までいくことはできないことがはっきりしたので2−3泊で計画を立てることにしました。
それにしても夜中に車で出発して沢渡駐車場で車中泊し、バスに乗って上高地へ行き、それから6時間歩いて涸沢までたどり着き、さらに次の日山登りまでするとか、皆さんすごすぎます。
私たちはもう少しのんびりいくことにします。