春は野鳥の繁殖の季節ですね。
散歩をしていてある日コチドリが畑にいるのを見つけました。
コチドリか〜なんて思いながら写真を撮って家に帰ってPCで写真を見ると抱卵していました。
それが6月19日の話です。
家で調べると抱卵期間は22日間で3、4個生むとか。
ずっと卵の上にいるわけではなく、出歩いて土をつついたりオスとメスで交代したりしていました。確かに卵が4つありますね。
悩ましいのは見つけた19日が抱卵なん日目か分からないことでした。
ここは畑なのですが横に用水路がありそのフェンスに生えている木の影からこっそり観察していました。
卵から離れているときに撮影。親鳥がいないと見つけるのが結構難しいです。
朝見にいくとこんなふうに座っています。来る日も来る日も・・土の色が保護色でうまく隠れているんですよね。普通に通りかかってもまず見つけられないかと。
別の日、ちょっとお散歩?卵が三つに見えますが角度の関係でしょうか。親にピントが合っていて卵はちょっとピンボケなのでわかりづらいです。さすがに卵にピントを合わせるのは難しいです。
その後も雨の日以外は毎日チラ見に行きました。
暑いからか口が開いてます。
だんだん雑草が生え始めました。
7月1日、卵が2個に見えます。埋まって見えないだけなのか?
親は出張中。
だいぶ雑草が生えてピントが合いづらいです。
相方のコチドリが近くの田んぼをうろうろしています。
だいぶ埋まってますね。何羽かえるのか期待に膨らんでいた昨日。
そう、題の通りなのですが今朝見に行ったら
畑が耕されてました
ガーン、多分あと数日だったのに・・。親のコチドリペアは同じ畑の卵があったあたりをうろうろとしているし。昨日の午後なのか今朝早くなのかわかりませんが恐れていたことが現実になりました。
いつまでも畑が放置されているわけはないと思っていたので心配していたのですが、私の不安は的中しました。
抱卵していないので堂々としばらく観察していたのですが、なんかまた卵産みそうな雰囲気でした。いや全く根拠はないのですが、なんとなく。でも耕したってことは何か植えるだろうし卵産む場所を変えればいいのにな〜と思いながら畑を後にしました。
そしてこれとは別の話。
コチドリの卵を見つける少し前ヒバリがやはりキャベツ畑の脇に巣を作り雛に餌を運んでいました。こんなところに巣を作るんだという驚きもありましたが可愛い嘴が3個見えて可愛いなぁと思っていました。
次の日、ひなの姿はなく親鳥も見かけませんでした。
カラスなのか!?蛇なのか!?
1年前、普段カワセミを撮っている川のそばの木にコゲラが巣を作っていました。
親鳥が餌を運びまさに巣立ちをしたその直後、カラスに襲われました。
私たち(3人)の目の前で。
野性の鳥の繁殖って本当に大変なんだなと思い知りました。
野鳥撮影にハマっていた頃、オオルリやサンコウチョウの巣を見たり撮ったりしたいと思っていました。そして実際それらがいる場所に足を運んだら大勢のカメラマンが巣を取り囲んでいる状況に驚いたのと少し幻滅しました。
インスタに上がっているあの写真はこうやって撮っているのかと舞台裏を見た感じでした。
話が少しずれましたが、コチドリもヒバリもコゲラも普段カワセミを撮る近所の普通の場所です。無事にペアが成立して卵産んで雛が孵ったとしても成鳥まで育つのは本当に大変なことなのですね。
珍鳥じゃなくても、ライファーが増えなくても近所でチマチマその辺の野鳥を撮りたいです。もちろん旅行に行ったついでには普段近所にはいない鳥も撮りたいですが。
オマケ
コチドリって見た目の可愛さとは違って結構気が強いかも・・