明日にも緊急事態宣言が我が地域にも出るようですが、すでに外出自粛ムードの週末が続き山にも行けず写真を撮りに出かけるのも憚られる雰囲気です。
昨日宣言は出ました。この記事を書くのに何日かかっているのか・・
何か書くことはないかと考えて、この冬の間に編んだ登山用の靴下のことを思い出しました。
突然ですが猪谷さんのことをご存知でしょうか?
猪谷六合雄 いがやくにお
ウィキペディアによると日本の近代スキーの草分け的存在だそうです。
山小屋を自分で作ったり色々とすごい方らしいのですが、この方が雪山かスキーのためか靴下を研究して独自の方法で編み方を考えたらしいのです。
それを知った私はなんとか編んでみたいと調べたところ、暮らしの手帖という雑誌に編み方が掲載されていることがわかりました。もちろんバックナンバーなので今は書店では売っていません。アマゾンを見ると高額で出品されていました。
ですがこんな時の図書館です。検索かけて見ると図書館にあるではないですか!
早速リクエストして読んでみました。
(とうとう我が図書館も貸出返却業務まで停止してしまいました。借りてる本は当分の間借りっぱなしでいいそうです。)
編み方の記号が独自のものなのでなんども読み返しとりあえず自分のサイズで編んでみることにします。
理解するまでに若干苦労しましたがなんとか仕上がりました。
登山道具のお店で売っているメリノウールの靴下って高価ですよね。
一足2000円から3000円は軽くします。一足は買ったものの一泊するともう一足欲しいです。
幸い私の趣味でもある編み物のせいで毛糸ならたくさん在庫があります。(もちろんウール)猪谷さんの靴下は三本から五本どりで余った糸を合わせて編むことができます。
在庫整理にもなって一石二鳥ではありませんか!
できた靴下がこちら
実はこの冬靴下編みにハマりましてソックニッターの間では有名なopalのソックヤーンで編んだ靴下がこちらです。一作目なのでサイズがだぶついてしまいました。
糸の太さが全然違うので出来上がった感じもだいぶ違います。
登山靴に履くにはちょうどいい感じにできたと思います。ただこの靴下メリノウールを使っているのですが一部シルクも入っている糸も使っているので強度がどの程度かまだわかりません。かかととつま先の部分が少し色が違っているのですが、使う糸の本数を増やしています。穴が開く部分を強くしている工夫のようです。
何しろ作ったもののコロナのせいで山登りで試すことができていません。
opalの糸は靴下を編むための糸なのでウール100パーセントではないし洗っても大丈夫なようになっています。実際この靴下はすでに何回も洗濯乾燥機にかけています。
早くガンガン洗濯してみたい!
暮らしの手帖のリンクをうまく貼れなかったので、もし興味の湧いた方は検索してみてください。
暮らしの手帖45 と 暮らしの手帖別冊ここころとからだのあたため読本の2冊に編み方が書いてあります。
編み物初心者でなければすぐに編めると思います。