山小屋の朝は早いので午前6時から朝食です。
7時には出発したかったのですが、どうしても予定より遅れる我が家どうやら一番最後の出発のようです。
山の鼻小屋は至仏山の登山口のすぐそばです。予定より15分ほど遅れて出発して登山口へ。
登山口から頂上まで3キロ切るくらいなのですが、標準コースタイムが三時間です。
標高差約800mを一気に登るのでかなり大変でした。
一時間ほど登ると景色がひらけて尾瀬ヶ原が一望できます。
ここからは岩と木の階段をひたすら登ります。よじ登るような岩もあるので体力を消耗するし、木の階段も斜めに傾いていたり、いきなり体重を乗せると釘が外れていてシーソーのようになるので非常に危ないです。
しかも私は鳥がいた時のためにカメラを斜めがけにして登っていたので岩にレンズをぶつけそうで怖かった〜。実際フードは何回かぶつけました・・・
山登りあるあるですが、あそこが頂上?と思って進むとまだ先があったというパターンを繰り返します。
後ろを振り返るとこんな景色が見えるのですが、この頃はかなり疲れていました。
このコースは登り専用なので下ってくる人とすれ違うことがないのが救いでした。
この後先頭を歩く夫が、なんか鳥がいるよ、と言うので指さす方を見るとイワヒバリがいました。登山道で餌取りをしているではないですか。
しかも全然逃げない!
登りだったので目の高さにいるところを撮れました。
カメラをぶら下げて登った甲斐がありましたね。成果はこれだけでしたけど満足です。
近ければこんなに解像するのかと驚きました。
少し元気を取り戻し、登ること3時間30分。コースタイムは3時間なのでやっぱり遅いですね。頂上につきました。
あんなに天気が良かったのに頂上に着く頃にはガスってせっかくの景色が・・
何かの罰ゲームですか?
11時とお昼には少し早かったのでこのまま隣の小至仏山へ向かいました。
降りてきたところ、これからまた登ります。
少し見晴らしも良くなりここで山小屋で用意してもらったおにぎりをいただきました。
さて、ここから鳩待峠まで降らなければなりません。
距離にして4キロほど、標準コースタイムは1時間半ほどですがそんなに簡単に降りれるはずはないのです。
登りでよろよろになった足で4キロの下りは辛い!案の定夫が階段を一段一段足を揃えて降りるという事態に。とほほ・・
私も止まって写真を撮ろうとすると足がプルプルするくらいでした。
膝が痛いのだとばかり思っていたのですが、帰宅後言うには単なる筋肉痛だったとか。
運動不足ですね。
このコース、標準コースタイムが5.5時間でして休憩入れても6時間コースなのですが私で7時間かかりました。夫と付き添いの息子はさらに30分かかりました。
実は私は途中で夫の休憩とスローペースに付き合っていられなくて先に降りてきてしまいました。
だって途中にトイレがないのですよ。一刻も早く鳩待峠に着きたい一心でした。
先についた私は名物(?)のソフトクリームを食べながら二人が降りてくるのを待ちました。
3時前に無事二人で降りてきました。良かった、良かった!
この日はその後伊香保温泉に一泊して疲れを取るのでした。