子供が中学でまだ受験生でもない夏休みに家族旅行でなんとなく憧れていたホテル立山に3泊しました。
私が住んでいる神奈川はとにかく夏暑く涼しところへ行きたい一心で予約したのを覚えています。
その時はよもや山に登るなんて思いもせず、黒部ダムを見たり室堂を散策した理のんびり過ごすつもりでした。
私はちょっと登ってみたいなと思ってはいたものの歩くの大嫌いな夫は山登りなんて趣味は持ち合わせていませんでしたから。
行ってみると本当に涼しくて幸せでした。
着いた日にホテル立山のある室堂を散策したのですが空気が薄いせいか一時間ほどの散歩で息がキレキレになりました。
ちょっと歩いては息が切れ、休みまた歩いては休み頭も痛くなりました。
これが高山病なのかと思いました。
そんな状態でしたが目の前にある雄山に登って見たくなりました。
だって結構普通の人が子供から大人まで登っていたのですよ。
夫もそれを見て登る気になったのか二日目か三日目に登ろうと言いました。
その時はなんの装備も持っていなかったし、一ノ越まで行って帰ってくるつもりでした。私はトレッキングシューズを持っていましたが、夫と子供は普通のスニーカーでしたしね。
登り初めてすぐ雪が残っている場所がありました。
八月に雪っていうだけで夫のテンションが上がっていました。
そして一ノ越までは割とすぐ着きました。
大勢の人がいてトイレも混んでいて賑わっていました。
そこから上を見ると小学生の遠足のような団体も登っていました。
それを見ているうちに行けるところまで行ってみようという話になるのは自然の流れでした。
心配した高山病も一泊して体が慣れたせいか全然大丈夫です。
最後の方はまさに岩登りで小学生たちも頑張っていましたね。
それでも頂上が見えているので頑張れました。
3,000メートルを超える山に一番初めに登ったことになります。
と言っても登り始めがすでに2500メートルくらいからなので3,000メートル級の山に登ったと言えるかというと微妙です・・・。
でもその時見た景色が素晴らしくてまた登りたいと思ってしまったのです。
下に降りてからみくりが池の側でお昼を食べたのですが最高でした!
家族で山に登ったのはこれが初めてでした。
達成感もあったしこんなに簡単に登れちゃうものなの?って思いました。
その時は・・・。
この夏友人が雄山に登ったのですが、目の前で滑落するのを目撃してショックを受けていましたから簡単なんて思っちゃダメですね。
今思うとスニーカーで登るなんて危ない危ない!
とは言えこの立山がきっかけで年に1−2回のゆるーい登山が趣味になるのでした。