東北エモーションってご存知でしたか?
私はこの夏まで知らなかったのですが、今まで行ったことのなかった青森旅行を計画するにあたって見つけました。
青森県の八戸から岩手県の久慈までランチをしながら景色も楽しむというJR東日本の列車なのです。東北の復興に一役買うべく2013年より始まっているそうです。
私が見た時は結構予約が埋まっていて希望の日程で予約が無理そうだったのですがちょうどコロナの第七波のせいか次に見た時には予約が取れたので今回乗ってきました。
予約をしたのは7月の中旬くらいでした。個室を予約できたのでコロナがどんな状況になっているか予想もできなかったので個室にしました。
この東北エモーションは11時6分に八戸を出発して13時2分に久慈へ到着します。
そのためには7時32分発の東京出発のはやぶさに乗る必要があり、早朝に家を出発しました。
まあ、とにかく無事に八戸へ着き新幹線ホームから在来線ホームへ移動します。
チケットはスマホの画面を改札で見せるというちょっとドキドキのシステム、不安な人はメールから印刷しておけばOKのようでした。
乗客たちが写真撮影タイムを済ませ、ここもスマホの画面を見せて席の確認をしてひと組ずつ乗り込みます。
私たちは個室なので1号車へ。
ウェルカムドリンクが早速運ばれてきました。(ノンアルコール)
2時間近くかけて食事を楽しむのですが、なんとアルコールも飲み放題なのです。
夫は全種類飲んでいましたが私はりんごのシードルと白ワインだけにしておきました。
見どころの場所では電車を停めてくれたり、海岸では歓迎の大漁旗を振ってくれる地元の方が居たり(しかもこの日は雨でした)、線路沿いの家をぼーっと眺めていると家の中から子供が手を振ってくれたり、線路と道路が並行して走る場面では車の運転手と目があったり・・・。沿線では有名なんだなぁと実感しました。
デザートは箱に入って出てきました。中身はちょっと寄ってしまったけど。直してから写真を撮ればよかった・・。
箱の一番左にオランジェットがあるのがわかってもらえるでしょうか?
到着した久慈駅でも雨の中歓迎してくれました。
このあとこの電車は折り返しデザートビュッフェの列車になって八戸へ戻ります。おそらく1時間ほど時間を潰して戻っていく乗客もそれなりにいたと思います。私たちは次の日の予約を取っていたのでこの日はここから三陸鉄道で田野畑村へ向かい一泊したのでした。
それにしても普段車で移動してばかりだったので荷物をゴロゴロ転がしながらの列車の旅は大変でした。でも列車の旅だからこその昼間っからアルコールを飲めたわけです。実は今回は六泊七日という新婚旅行以来の長旅だったので荷物もそれなり、私はカメラも2台持ちという謎の大荷物でした。
この東北エモーションは注意書にも書いてあったのですが大型のスーツケースやベビーカーを置くところがありません。個室のスペースも二人だったのでテーブルの下に荷物を置けたのですがテーブルの高さよりも大きいと置く場所に困るかもしれません。
非日常を味わうためと書いてありましたが旅行なのである程度の荷物になってしまうのは仕方がないと思うのです。
個室の廊下はこんな感じ。
隣のキッチン車両はこんな感じでその先に食堂車があります。海側から予約が埋まっていました。
次は二日目のデザート編に続きます。デザートビュッフェと言ってもこんな世の中なので着席のまま注文すると持ってきてくれるシステムでした。