ゆるい山登りや写真の記録

どちらも初心者です。

本当に乱舞してたヤエヤマボタル

西表島へ行ってきました。

きっとgotoが再開するだろうと思っていた昨年の10月に予約していて、その後のオミクロンの大流行がとどまるところを知らずもう今増えてるのか減っているのかもよくわからない状況でキャンセルする勇気もなく、ロシアの情勢を見ていると第三次なんとかが勃発しても不思議でない今、やぶれかぶれな気分で出発しました。

 

3月の後半から4月がとても良い時期だそうです。

せっかく行くのだから新月期を狙って予定していたのですけど天気予報を見るとずっと雨か曇りでいろいろな意味でテンションダダ下がりでした。

少しでも気分を盛り上げようと調べていたら3、4月は八重山蛍が見られると言うことがわかりました。

ホテルのツアーを見ると、観察ツアーはあるのですがスマホやカメラなど光を発するものは使用禁止と書いてありました。

でもせっかく行くのなら撮影もしたい!

で、探したら撮影コースのあるガイドを発見。連絡すると撮影する私と見るだけの夫と息子も一緒に参加できるとのこと。料金も見るだけなら私の半額以下の料金でした。

 

当日はまだ明るい午後6時にホテルに迎えにきてくれ、車で15分くらい移動しそこから森の中を15分くらい歩きます。

撮影ポイントをざっくり教えてくれるので三脚をたて明るいうちにカメラの設定を済ませ構図を決めピントを合わせます。

試し撮りを何回かします。

大体確認できたら液晶画面を消して撮影後のプレビュー画面もつかないようにします。

私は念の為事前に作ったカバーでレンズ以外の場所を覆いました。

ゲンジボタルは何回か撮ったことがありますが、姫蛍は撮ったことがありません。

姫蛍よりもさらに小さいと言うことで本当に点で写るのか不安でしたが、なんとかそれっぽく撮ることができました。

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10秒でひたすらレリーズを押しました。

事前のアドバイスで広角で撮ると蛍が小さすぎて点にしかならないと言われていました。おすすめは標準ズームくらいだと・・。

標準ズームで明るいレンズは持っていなかったので100ミリのf2.8の単焦点で撮りました。

でもやっぱりもう少し遠くの背景が欲しかったかな・・。奥行き感が足りないな〜と。

ピントを合わせた芋の葉っぱを右端に寄せればよかったのかとか反省しきりです。

あとですね、比較明合成しているわけですがこれがまたやっているうちによくわからなくなりました。

 

せっかく綺麗に丸く撮れた前ボケは入れたい!

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これはやりすぎ?

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これくらい?

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やっぱり大きいの入れたい!

なーんてやっているうちに迷宮へ入ってしまいました。

 

それで実際の見た感じですが、広範囲にわたってクリスマスのイルミネーションのように光っていました。LEDライトの光のようでした。(なぜ写真に撮ると黄色くなるのか不思議です)まさに乱舞。日没後1時間くらいしか光らないそうです。

暗くなってから他の鑑賞ツアーのグループもやってきて、8時ごろには帰って行きました。最後まで残った私は三脚を担いだままゆっくり下山しました。下山ちゅうもまだまだ光っていたのですごいですね。

この森の中はコノハズクが日没と同時にホーホー鳴き始め、あっちでホーホーこっちでにゃにゃ(雌)、バサバサ羽ばたく音もして暗闇の中人間の方がよそものって感じでした。求愛の最中にお邪魔しますと言う少し申し訳ない気分になりました。

それでももしもう一度島に行くことがあるならばやっぱりまた行きたい素晴らしい光景でした。

ずっと天気が悪いと覚悟していったのですが結局4日間一度も降られず、私の晴れ女パワーを家族に見せつけた形になりました。

今回のカメラの設定ですが、

iso1600 f2.8 (もう少し絞っても良いらしいです)

ss10秒 インターバルでもよかったかもしれませんが、私はレリーズを使いました。

実際に画面を確認できるのはまだ明るいうちだったのでisoは3200でもよかった気がします。iso1600だと蛍の光跡は写っているのですが背景はま真っ暗です。lightroomで明るくするとザラザラになってしまいました。今回はピントの確認に明るい時間に撮った写真を背景にしました。

途中で設定を変えたりするのは明かりが漏れるのを防ぐため現実的ではなく、やはり事前の設定がとても大事でした。

今回は自分への忘備録も兼ねて天気に不安を抱きつつも無事鑑賞&撮影できたヤエヤマボタルについてでした。

 

参考までにツアー料金

撮影コース ホテル送迎付き5000円/一人

鑑賞コース ホテル送迎付き2000円/一人

 

別のグループで暗くなってから来て撮影している人がいたので探せば勝手に撮影できる場合もあるかもしれません。鑑賞コースだと時間が短いので慣れた人向けかもしれないですね。